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ジャズの歴史
ジャズダンスの発祥は諸説ありますが、20世紀初めにアメリカで誕生し、当初はジャズミュージックに合わせて踊られているものをジャズダンスと言っていました。当時、アメリカのニューオリンズの庶民たちによって音楽としてのジャズミュージックが誕生し、そして間もなく、そのジャズミュージックに合わせて踊るタップダンスが生まれました。さらに、当時は富裕層だけのものだったクラシック音楽に合わせて踊るクラシックバレエの要素を、庶民たちがタップダンスに取り入れたもの、それがジャズダンスのルーツだと言われています。
 

ジャズとはどのようなダンスか時代が進むにつれて、音楽のジャンルが広がり、色んな曲で踊られるようになります。今では、バレエ要素を基本としたフリースタイルのダンスで、ダイナミックさとリズミカルさも兼ね備えたダンスと言えます。またテーマパークなどのショーの時に踊られるダンスやテレビなどでアイドルが歌を歌っている後ろでバックダンサーが踊っているものもジャズダンスと言えます。
 

形にとらわれず自由に表現出来るため、本人の感受性や想いがとても重要になります。踊る音楽を聴いて、どのように感じてどのように身体で表現していけるか。それを楽しんでいけるのがジャズダンスです。
 
 
 
JAZZにはどんな種類があるか
最近では、JAZZといってもその中でもさらにいくつかの種類があります。ダンスジャンルは広義であり、抽象度も高いため振付をする先生によって異なります。
 
 

1.JAZZダンス
イメージは少しクラシックバレエに近いような、滑らかに、体の全部を使って表現していくジャンルです。HIPHOPのようなアップダウンは一切ないですが、指先、足先、髪の毛の先まで気を使い、音を表現していくので、体の構造、筋肉、体幹などしっかりと自分の体と向き合い、鍛えていかないとケガにつながる恐れがあります。指先から足先まで美しく踊る事が求められますので、基礎からしっかりと学ぶのをお勧めします。
 

2.JAZZ HIPHOP 
HIPHOPをベースとしながらJAZZの滑らかさがあり、HIPHOPとJAZZを融合させて「良いとこ取り」した今主流のJAZZダンスの1つです。JAZZの滑らかな部分と、HIPHOPのアップダウン、ダイナミックな動きを組み合わせて音楽、曲、ビートに合わせます。K-POPもJAZZHIPHOPが近いジャンルになっていきます。また、HIPHOP JAZZというジャンルも存在します。それはベースがHIPHOPで、JAZZダンスの要素を取り入れたダンスジャンルになります。
 

3.JAZZ FUNK
キレのある振付が特徴的で、JAZZの滑らかな要素とファンキーでトリッキーな振付、スピード感のある振付を組み合わせています。メリハリをいかにつけられるか、また振り付けにプラスして自分の個性も出しやすいジャンルです。振り付けの先生もキャッチーな振り付けをつける先生が多いです。歌って踊る女性アーティストのバックダンサー等はJAZZ FUNK系のダンスが多く、メッセージ性の強い踊りを生かして見ている人に強いインパクトを与えることができるのが特徴です。
 
 
 
偏にJAZZといっても、様々なジャンルが存在します。また、使われる音楽も洋楽であったり、邦楽であったり、その中でもアップテンポであったり、はたまたスローテンポであったりと本当に幅広いです。JAZZダンスを始めたい方は、まずは初心者のクラスから基礎を覚えてみましょう。初めてであっても難しく考えずに、たくさんの種類があるので自分の好みに合ったJAZZダンスを見つけて、挑戦して、楽しんでいきましょう。

■記事作成
ダンサー:Mai